The Killers、AC30への回帰。


The Killers、AC30への回帰。

The Killersは、彼らのファンのことを「The Victims(犠牲者)」と呼ぶ。なぜなら、The Killersのヘヴィなシンセとギターがうなるライブを見れば見るほど、まるで中毒のようにそこから抜け出せなくなってしまうから。

グラミーにノミネートされたロッカーたちは、広くこう表現されているのをご存じだろうか。「最高のアメリカ出身ブリティッシュ・バンド」と。The Killersもその偉大なるバンドの一つである。デビュー・アルバム“Hot Fuss”でプラチナ・ディスクを受賞、続くセカンド・アルバム“Sam's Town”も大ヒットにより、その地位を不動のものにした。

そしてこの頃には、テッド・サブレイは、自分がThe Killersのメンバー候補に挙がっていることを知っていた。

特別な努力はなにもしていない。才能に恵まれたギタリスト/キーボーディストであるテッドは、“Sam's Town”のプロモーション・ツアー中に、アルバムに忠実なライブを望む彼らのためにサポート・メンバーとして同行し、そのままThe Killersに加入することになったのである。テッドはこのように述べている。「少し前から彼らのことは知っていたよ。“Sam's Town”では、ファースト・アルバムよりももっとクールで知的な楽器、サウンドを求められていたんだ。それで、メンバーたちはギターもキーボードも弾ける奴を探していたのさ。そして、ぼくらはその頃すでに友人だった。この話は、ただそれだけのところから始まっているんだ。」

The Killersとのギグが始まってからすぐあとに、サブレイはツアーを完璧に成功させるための良き相棒となるギター・アンプを探し始めた。彼にとって、忍耐こそ美徳であり、このような大切な探求は、決して素早く済ませようとはしなかった。「毎日楽器ショップに行って、いろんなタイプのアンプを組み合わせて試し続けたよ。そして、最終的にAC30CC2Xにたどり着いたんだ。このアンプはパーフェクトだ。特に、ぼくが演じたいどんな役割でも叶えてくれるところがね。デイブ・キューニング(ギター)も“Sam's Town”のレコーディングでVOXアンプをいくつか使っていたよ。」さらにテッドはこう続ける。「普段はこのアンプを曲のテクスチャー、つまりアイデアの断片のようなものを作るために使っているんだけど、よくそうやって作ったメロディ・ラインが、曲の中でそのまま使われているよ。それくらい、このアンプのサウンドが気に入っているんだ。シャープなサウンド、ドライなサウンド、力強いサウンドなんかだと、特に素晴らしい音がする。結局、ぼくらはいつだってAC30に立ち返り続けるのさ。」


ショーを通して使い続けてきたAC30 だが、サブレイは、彼の最も好きな曲-“When You Were Young”-で、その輝きが最高潮に達すると確信していた。「デイブがリード・ギターでこの曲を始めて、それからぼくがコードを鳴らすーそこで響いたチャイムのようにキラキラと揺らいだオープン・コードのサウンドが、まさしくそれだよ。」彼は言う。

新人らしい様子はどこにも見受けられないが、サブレイにとってこれは初めてのメジャー・ツアーだ。しかし彼はこんな風に漏らしていた。「今はまだツアー中なんだけど、こんな楽しいこと、もっと早くやれていたら良かったのにと思ったよ。音楽が人生のすべてだったぼくにとって、こんなに素晴らしいことはないからね。20代の半ばごろは、自分がやりたいような音楽をやれていなかったんだ。だから、The Killersのメンバーと出会えたことは、ぼくにとって本当に幸せなことだったと言えるよ。」


サブレイは、世界的に有名なバンドのツアーを行っているけれど、その顔に、スポット・ライトや群衆の視線も浴びせようとはしない。「ぼくには輝かしいキャリアなんかないってことを心がけて、それなりにふるまっているだけさ。ぼくはただ、The Killersの曲をみんなに聴かせるためにここにいるんだ。」

The Killersの情報や、ツアーについての詳細は右のリンクから!


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